2020-09-20

Shoichi Iwamoto and Ryuichi Koike: Róng


 
 
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Shoichi Iwamoto and Ryuichi Koike: Róng

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1. Nyekundu
2. Sai
3. La Alberca
4. Nhemamusasa
5. IL
6. Oto-dzure
7. Safari
8, Kutoka Bahari
9, Róng
10. 星めぐりの歌(限定ボーナストラック)
 
Ryuichi Koike: Kalimba, Mbira, Marimba, Glockenspiel, Percussion
Shoichi Iwamoto: Gamelan, Vihuela, Shurti Box, Slit Drum, Steelpan, Marimba, Glockenspiel
Recorded by Ryuichi Koike and uhitokiyosue at Okayama Javanese Gamelan Class, Awai primary school, on January - April 2019
Mixed and Mastered by uhitokiyosue

Róng
空間に響いているものってなんだろう。
人の声、心の声、呻き、虫の音、風の音、雨の音。
どう聞こえるか、どう捉えるかによって、それが音楽になる。
電気もなかった時代に、音をどう扱っていたか。
人の声は、言葉はどういうものであったのか。
文字、昔の漢字を調べた時に、「白川静」さんという人にあたり、その人が調べた文字に神をいれる器「サイ」というものがあった。
昔の生活は農耕と神ということが中心にあって、この中に文字や言葉があった。

そんな響きを音にしたのが、このアルバム「Rong」。
音が訪ねる、音が向こうからやってくるような、そんなイメージ。
インドネシア・ジャワのガムラン演奏家・岩本象一と、アフリカ楽器のコイケ龍一の演奏。
「マリンバ」という楽器は、インドネシアの竹の楽器からアフリカに伝わって南米に行ったとか。
そんな関係性を考えたり遊んだりしながら録音した。
言語が始まる以前の会話、もっと根源的な音、それが音訪(Oto-dzure)なのかもしれない。
音楽的サービス、エンターテイメントという気持ちより、根本の部分で人間の魂を落ち着かせるであろうものがそこにあるはずだと信じて。